土木作業員にやりがいはある?

2022.12.23

明治時代の近代化にはさまざまな技術が欧米から取り入れられ、中でも鉄道などの交通網・水道事業が推し進められた結果、高度な土木技術が発達していきました。
日本は海外に比べて地震も多く、川は急こう配なので、災害と隣り合わせの環境です。そのため、欧米よりも頑丈な建造物を造ることが要求され、日本の土木技術、建設技術は時間をかけて高みへと昇りつめました。
今や日本企業の造る橋や新幹線は、世界中でその頑丈さや安全性の高さが評価されており、新興国のインフラ工事も任されることが多くなっています。

国内でも、水害や地震などの災害に備えるため、国が主導して「国家強靭化」を進められており、堤防の再整備などの対策が打たれています。
土木事業は今後も必要とされるでしょう。

今回は土木工事の魅力と、土木作業員のやりがいについてお伝えしたいと思います。

■仕事がなくならない・社会貢献できる

土木事業の9割ほどは公共事業です。
つまり、工事を注文するのは国や自治体なので、仕事がなくなることはまずありません。
道路や橋、ダムなどの工事が土木工事にあたりますが、これらは不可欠なインフラです。災害などで塞がれたり、崩落してしまったりすると、とたんに使う人が困ってしまうでしょう。問題なく使えるようにするには維持工事などが欠かせません。

また、交通の便が悪い場所に新しい道路や線路ができて、一気に町が発展することもあります。
たとえば新幹線が通るようになった浜松、新潟などは、元々人口の少ない場所でした。それにもかかわらず、発展して人が増え、政令指定都市にもなっています。現代でも、新幹線が開通したことで金沢市が建設ラッシュに沸いた時期もあり、人の流入や物流、経済を大きく変えました。
社会貢献と聞いてもぴんとは来ないかもしれませんが、土木工事は街が活性化するきっかけをつくります。
極端な言い方をすると、土木事業によって街が整備されていなければ、家もビルも建たないので、その存在意義は大きいのです。

■ICT技術などで効率化の波も

ICTとは情報通信技術のことです。
今まで紙の書類でやり取りしていたところをコンピューター上で行うなど、デジタルの力を借りて仕事の効率化を図る動きが、土木業界でも浸透しつつあります。
土木業界は長らく事業者が多かったことから、生産性の向上などが見過ごされてきました。しかし、現在は一転して人手不足なので、国土交通省が人手不足のカバーと生産性アップを目的に、このICT技術の活用を進めています。

現在行われている具体的なものとしては、ドローンを用いて歩いていけない場所の測量を行ったり、レーザースキャナーなどで得た測量データを元に施工計画を作ったりなどがあげられます。
以前は測量に何人も人員を使い、算出するのに時間をかけていましたが、今では少ない人員・時間で完結するように。
重機と同じようにドローンの操縦などができるようになれば、ほかの会社でも通用する力が身に付くでしょう。

■資格を取ってキャリアアップも

土木工事にはさまざまな作業がありますが、重機や土木施工管理技士などの資格を取得すると、任される仕事の範囲が広がります。
重機の資格を取るには普通免許が必須ではあるものの、パワーショベルなどは1~5日ほどの講習を受けて試験に合格すれば取得できます。重機を使う仕事を任せられれば、そこに面白さを見いだしたり、技術や経験が身についたりと、自分の新たな一面に気づくかもしれません。

また、土木施工管理技士は土木工事の責任者になれる国家資格。
学歴がなくても、一定の実務経験があれば試験を受けられます。
資格を得れば、キャリアアップや年収アップにもつながりますし、経験を重ねて自信がつけば独立して会社をつくることもできるでしょう。

■まとめ
土木作業員は3K(きつい・汚い・危険)のイメージがありますが、現在はICTによる効率化・生産性の向上、現場環境改善、休日の取得なども進んでいます。
約10年で土木を含めた建設・設備工事の業界は残業時間が減り、月間平均残業時間は2012年の74.8時間から37.3時間へと半減しました。
体力さえあれば、誰にでも門戸の開かれた仕事です。
ぜひ、チャレンジしてみてください。

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