土木作業員に向いている人の特徴

2022.10.28

日本のGDP約5%も占めている建設業界は、再開発なども見込まれていることから今後も安定性があるといえるでしょう。
ただ、先の明るい業界ではある反面、全体として働き手の高齢化から人手不足が深刻とされています。
肉体労働のためきつい仕事である印象が強く、土壌としても若い人が育ちにくいという部分が、少なからず労働人口増加に歯止めをかけているのでしょう。
しかし、見方を変えれば誰であってもチャレンジできるおおらかさや、仕事の覚えやすさがあり、人から感謝されるという魅力的な面もあります。
性格が向いていると、長く続けられる仕事になるかもしれません。

今回は土木作業員に向いている人・向いていない人の特徴についてご紹介したいと思います。
検討している方はぜひ参考にしてみてください。

■向いている人の特徴

土木作業員に向いている人の特徴はなんでしょうか。

・体力がある
重機を使うときも多いですが、基本的に土木作業は人の手で行われます。
資材の運搬やシャベルによる掘削、削岩機といった機器の取り扱いなどには、もちろん体力が必要です。
現場の中には1日だけのものもありますが、数日続くものも多く、一定の体力を保ち続ける持久性も問われるでしょう。
また、夏や冬は厳しい気温にさらされながら工期までに作業を完了しなければなりません。そのような環境でも負けない丈夫さがあれば、大きな強みになるでしょう。

・用心深い
建設現場は現在においても危険が多く、不注意によって命を落としてしまうこともあります。
国のルールなどによって安全確保が厳しく決められてはいるものの、避けようのない事態に見舞われることもゼロではないでしょう。
令和2年に行われた調査によると、建設業における死亡災害数は全国で258件発生しています。

建設業労働災害防止協会 「令和2年 建設業における死亡災害の局別・月別発生状況(確定値)」>>

事故を避けるには、何事にも危険が潜んでいないか疑う用心深さが必要です。
工事現場は時間に追われているため、忙しさに目がいきがちです。そうすると周りへの注意が散漫になり、安全面が脅かされてしまうことに。集中力を求められる仕事は多いですが、現場作業では必ずしも当てはまりません。
車を運転するとさまざまなものに注意を払う必要があるので、日常的に運転のできる人はある程度の用心深さが備わっているかもしれませんね。

・早朝や夜間に強い
土木工事のほとんどは早朝に始まります。朝の5時に集合しなければならないこともあるでしょう。
朝に弱いと遅刻したり、注意力散漫でミスをしたりと職場に迷惑がかかる可能性が高いです。
また、日中ではなく夜間に工事をすることも。
たとえば鉄道などの公共交通機関、交通量の多い道路では、乗客や通行人のいない夜間の工事がメインになります。
生活リズムが狂いやすいので、自信のない人は向いていません。

早朝や夜間でも工期が決まっているため、一定の作業スピードが守れる人だと重宝されるかもしれません。

■向いていない人の特徴

土木作業員に向いていない人とはどのような人でしょうか。

・コミュニケーションが取れない
土木作業員は黙々と作業をしている姿が良く見られますが、チームワークが欠かせないため、ある程度のコミュニケーションが取れないと続けにくいでしょう。
最低限のお礼や謝罪、挨拶ができないと不信感につながってしまいます。
現場で働く方は年齢もさまざまなので、全員と仲良くするのは難しいですが、身の振り方には十分気を付けましょう

・ルールを守れない
建設現場では、法令によって多くの安全基準が設けられています。
定められたルールを守らないと命の危険が伴い、ひとたび事故が起これば会社の信用も落ちてしまうため、どの現場も厳格です。
細かく設定されているルールを煩わしく思い、「これでいいや」と守らずにケガを負ってしまうと、元請け会社から仕事が振られなくなってしまう事態もあり得ます。
また、和を乱すような振る舞いが多いと、人間関係にひびが入ったり孤立してしまったりして、仕事にも影響がでてしまうでしょう。

・失敗を認められない
どの仕事にも共通しますが、失敗してしまったときは素直に認めて報告しないと、取り返しのつかないことになることが多いです。
失敗を恐れるあまり報告を怠ると、修正のために工期が伸びてほかの作業員に迷惑が掛かったり、事故につながったりすることも考えられます。
失敗は本人だけでなく、会社全体の教訓になることもあるので、恐れず報告する勇気を持ちましょう。

■社風や人間関係が影響することがある


その人の性質における向き不向きもありますが、社風や人間関係によってモチベーションが左右されることもあります。

外資系の会社を例にあげると、実力主義が全体として強いため、会社の求めることに応えられないとすぐにクビにされます。新人をじっくり育てるという風土はあまりなく、適合できる人が選別されて残っていく形が多いです。その分、日系の会社と比べて休暇が取りやすいという良さはありますが、このような環境が向いていない人は多いでしょう。

また、業界は関係なく会社を辞める理由の一つとしてよくあげられるのが人間関係です。
建設現場にはさまざまな方が働いていますが、人によっては昭和の考え方や体育会系のノリが横行していて「合わない」と感じることもあります。

数か月で辞めてしまうと自分のためにならないと思うなら、期間を決めて続けてみるのもいいですが、無理だと感じたら早々に見切りをつけることも大事です。

■資格を取ればキャリアアップや将来の備えになる

土木工事に従事するのに資格は必要ありませんが、取得すれば活躍できる範囲が広まったり、昇給につながったりなどのメリットがあります。
油圧ショベルなどの車両を操縦するには、車両系建設機械運転技能者という資格が必須ですが、一度取得すれば多くの場所・職場で通用するでしょう。

関連して、現場作業員をまとめる立場になる土木施工管理技士があります。
突破の難しい国家資格ですが、それでもキャリアを積めるメリットがあるからこそ、業界全体で取得を目指す人が多いです。
資格取得を目指す目的は、何もキャリアアップだけではありません。
肉体的なタイムリミットもあるので、取得しておけば将来的な備えにもなるのです。
若い時は体力もあり、働きに見合った給料を得やすいですが、年を取ると身体が衰えていくため、徐々にできることが限られていきます。
しかし、豊富な経験年数と資格があれば、体力が少なくなっても長く働けるでしょう。

現在は将来の変化を予測するのが困難な時代と言われています。
現場での働き方もICTの導入などで変化しつつあるため、新しい情報を取り入れたり、自分から進んで学んだりする姿勢がより重要になっていくかもしれません。

■まとめ
土木作業員は事故につながりやすい危険な場所で働くことから厳しい人が多いですが、蓋を開けると人間味のある優しい人が多いです。
精神力や体力が身につくため、向いていると感じたら一度働いてみるのをオススメします。

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